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 通常は変更できないWindows 10の設定を変更できるツール「Windows10 設定変更ツール」の最新版v1.5が、14日に公開された。本バージョンには“特定のWi-Fi接続中のみWindows Updateを禁止する”機能や“特定のプログラム実行中のみWindows Updateを禁止する”機能が新たに実装された。

 「Windows10 設定変更ツール」は、「Windows 10 Home」では標準UIから行えない“Windows Update”、“自動メンテナンス”および“コルタナ”の設定を変更するためのツール。“Windows Update”に関しては、バックグラウンドタスク(WinUpdateManager)で機能を抑止することも可能。

 本バージョンではこのバックグラウンドタスク機能が拡充され、特定のWi-Fiに接続している場合や、特定のプログラムが起動している場合のみ“Windows Update”を禁止できるようになった。これらのオプションは、バックグラウンドタスクのタスクトレイアイコンの右クリックメニューからアクセスできる[設定]ダイアログから有効化することが可能。モバイルルーターを利用している場合やペイントソフトで作業中の場合だけ“Windows Update”を抑止したいといったニーズに応えてくれる。

 また、バックグラウンドタスクの生存を監視するプログラムをタスクトレイに常駐させる機能も追加された。これはOSをスリープさせた場合にバックグラウンドタスクが終了してしまうケースに対応したもので、バックグラウンドタスクの動作に万全を期したい場合に役立つだろう。

 「Windows10 設定変更ツール」は、64bit版を含むWindows 10に対応するフリーソフト。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 

 

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Windows 8.1のメインストリームサポートが終了

2018年1月11日木曜日 17時08分45秒 Asia/Seoul

 米Microsoftは9日、「Windows 8.1」のメインストリームサポートを終了した。

 メインストリームサポートの終了により、機能の追加や仕様変更、新機能リクエスト、無償サポートライセンス、ライセンスプログラムおよびそのほかの無償サポートが終了する。

 ただし、有償サポートやセキュリティ更新プログラムなどは提供される、延長サポートは2023年1月10日まで行なわれるため、今後5年間はWindows 8.1を利用できる。

 なお、Windows 7は2015年にメインストリームサポートが終了し、延長サポートの終了も2020年1月14日に迫っている。

 

 

 

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 2017年に延長サポートが終了した「Windows Vista」と「Office 2007」が依然として多く利用されていることがトレンドマイクロの調査で分かった。トレンドマイクロの個人向けセキュリティ製品の利用者において、システム情報の送信について同意を得たユーザーを対象に2017年1月~12月に調査を実施したもの。

■延長サポート終了後も多くのPCで利用される「Windows Vista」と「Office 2007」

 4月11日に延長サポートが終了したWindows Vistaの稼働台数は11月時点で6万3513台。4月時点の12万5352台からは6万台程度の減少にとどまっている。一方、10月10日に延長サポートが終了したOffice 2007の稼働台数は、10月時点の36万8356台から11月には30万3111台に微減しただけで、いずれも多くのPCで引き続き利用されている状況だ。

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営する脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」には、2016年だけでWindows Vistaの脆弱性情報は128件、Office 2007は22件が登録されている。発売後10年以上が経過しているが、毎年新しい脆弱性が発見されている状況だ。延長サポート終了後はセキュリティ更新プログラムが提供されず、脆弱性情報も公表されないが、VistaやOffice 2007には「Windows 7」や「Office 2010」と共通する脆弱性が存在する可能性が高く、非常に危険な状態と言える。このため、最新版へ移行することが求められる。

■「Windows 7」と「Office 2010」は2020年に延長サポートが終了予定

 Windows 7とOffice2010もすでに延長サポート期間に入っており、2020年1月14日にWindows 7、同年10月13日にOffice 2010のサポートが終了する予定。延長サポート期間中も、セキュリティ更新プログラムの提供と有償サポートは提供されるが、日本マイクロソフトでは「Windows 10」「Office 365」など新しい環境への移行を早めに検討するよう呼び掛けている。

 

 

 

 

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次期Windows 10は日本語に関連する変更も盛りだくさん ~「Insider Preview」Build 17063

注目の“Timeline”機能を追加した「Windows 10 Insider Preview」Build 17063が登場

 米国時間19日に発表されたPC版「Windows 10 Insider Preview」Build 17063には、日本語に関連する変更も数多く含まれている。日本時間22日付けで公開された公式ブログ“Windows Blog for Japan”の記事で、おもな改善点が紹介されている。

 まず、日本語のタッチキーボードで標準キーボードレイアウトと分割レイアウトがサポートされた。タッチキーボード左上のキーボード設定メニューから切り替えられる。

 標準キーボードレイアウトは一般のハードウェアキーボードに準拠しており、ファンクションキーや[Alt]キーなども利用できる。[かな]キーを押せばJISかな配列に切り替えて入力することも可能。

 分割レイアウトはキーが左右に分かれて配置されており、タブレットの端を両手でつかみながら、左右の親指で入力するのに適している。

 次に、「設定」アプリの[時刻と言語]セクションが新しくなった。新たに追加された[キーボード]ページを利用すれば、キーボード(入力方式)の追加・削除や設定の変更が行える。英語配列と認識されてしまった日本語ハードウェアキーボードを日本語へ切り替えたり、既定の入力方式を変更するのもここから簡単に行えるという。

 また、[時刻と言語]セクションの[地域と言語]ページも強化。言語を追加する際、どの言語パックがどの機能(音声認識、手書き入力など)をサポートしているのかがわかりやすくなった。新しい言語選択の方法となる“ローカル エクスペリエンス パック”(仮称)のサポートもあわせて行われ、“Microsoft ストア”経由で翻訳の改善を定期的に受け取れるようになっているという。

 なお、これの変更に伴い“コントロール パネル”から言語の設定が削除されている。

 そのほかにも、[スタート]画面の“すべてのアプリケーション”が“あかさたな……”でグルーピングされるようになるなどの改善が施された。詳しい内容については下記リンクにあるニュース記事を参照してほしい。

 

 

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注目の“Timeline”機能を追加した「Windows 10 Insider Preview」Build 17063が登場

2つの情報保護技術、クラウドのAIPとWindows 10のWIP

 米Microsoft Corporationは19日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」Build 17063を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。すでに「Windows 10 Insider Preview」を導入済みの場合は“Windows Update”から最新ビルドへ更新できる。

 約1カ月ぶりのリリースとなる本ビルドの改善点は多岐にわたるが、なかでも注目すべきは新たに搭載された“タイムライン(Timeline)”機能だろう。“Timeline”は現行のタスク切り替え機能“タスク ビュー”を拡張して時間軸を追加し、過去に閲覧していたファイルやWebサイト、実行していたアプリを手軽に再開できるようにしたもの。他のWindows端末だけでなく、iOS/Android端末をもサポートしようという野心的な機能だ。

 [Windows]+[Tab]キーを押して[タスク ビュー]画面を開くと、現在実行中のタスクに加え、関連性の高い過去の“アクティビティ”のスナップショットが表示される。画面右側のスクロールバーを使用すれば、過去のアクティビティへ簡単に戻ることが可能。タスクバーにある[タスク ビュー]アイコンも、スクロールできることを表した新しいデザインになっている。

 過去のアクティビティは日付ごとにグルーピングされて、主要なものだけが表示されているが、日付ヘッダーをクリックすれば展開して、時刻ごとのアクティビティを表示することが可能。“一昨日の午後8時にやっていたタスク”などへも簡単にアクセスできるようになる。検索機能も搭載されており、過去のアクティビティをキーワードで探す出すことも可能だ。

 “アクティビティ”と従来の“タスク”と大きく異なるのは時間軸の概念を持つ点だが、かならずしもアプリケーション単位ではないという点も大きな違いだ。たとえば、本ビルドでは「Microsoft Edge」の閲覧ページや「Microsoft Office」で開いているドキュメントが個別に“アクティビティ”として扱われており、独立した“カード”として表現されている。この“アクティビティ カード”はサードパーティ製アプリケーションにも組み込めるようになる予定だ。

 なお、タイムラインに表示するアクティビティは「設定」アプリの[プライバシー]セクションに新設されたページでカスタマイズすることが可能。複数の“Microsoft アカウント”を登録して、特定のアカウントではアクティビティの収集を無効化したりすることもできるという。また、アクティビティの履歴クリアもこの画面から行える。

 

 

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時間やデバイスを跨ぐタスク切り替えを実現する“Timeline”が「Windows 10 Insider Preview」へ

2つの情報保護技術、クラウドのAIPとWindows 10のWIP

2017年12月11日月曜日 17時29分40秒 Asia/Seoul

 Microsoft Azureが提供する「Azure Information Protection(AIP)」は、「Active Directory Rights Managementサービス(AD RMS)」の機能をクラウドから提供するものと考えると理解しやすいと思います。AD RMSがユーザーのID検証のために「Active Directoryドメインサービス(AD DS)」に依存するのに対して、AIPは「Azure Active Directory」に依存します。

 もちろん、Azure Active DirectoryとオンプレミスのAD DSをディレクトリ同期して統合することで、オンプレミスのIDを利用してAIPのサービスを利用することもできます。また、利用できる機能に制限はありますが、AIPによる保護にオンプレミスのAD RMSで証明書や使用ライセンスを管理する「BYOK(Bring Your Own Key)」と呼ばれる構成も可能です(AIPの上位プランであるP2ライセンスが必要)。

 AIPはもともと「Azure Rights Management(Azure RMS)」と呼ばれていましたが、機能が大幅に拡張されてAIPになりました。なお、現在でも「Azure RMS」という用語は、「BYOK」に対する“AIP標準の保護設定”(鍵を管理するクラウドサービス)という意味で使用されることに注意してください。

 AIPとAD RMS(および旧Azure RMS)の最大の違いは、「ラベル付け」の機能です。管理者は、保護レベルを表すラベルを用意し、ラベルごとに保護設定を細かく事前設定することができます。AD RMSと同様のアクセス許可設定に加え、ヘッダやフッタ、透かしの設定といった“保護されていることを視覚的に示す”設定も可能です。

 ラベルは「Azure Information Protectionクライアント/アプリ(ビュワー)」(以下、AIPクライアント/アプリ)や、AIPクライアントをインストールしたPCのOfficeアプリケーションを通してユーザーに表示され、ユーザーはワンクリックで保護設定を適用することができます。

●コンテンツに基づいた自動分類と保護を提案

 AIPのラベルをユーザーがクリックすることで保護が適用されますが、AIPは「自動分類」の機能も提供します(自動分類機能を利用するにはAIPのP2ライセンスが必要)。

 これは、ドキュメントやメールなどのコンテンツを事前設定した条件で自動分類し、作成や更新時に条件に一致した場合は自動的に保護を適用する、またはユーザーに対して特定のラベルによる保護を提案する機能です。条件としては、組み込みの条件(例えば、クレジットカード番号をX個含むなど)を利用するか、正規表現によるカスタム条件を構成できます。

●AIPクライアント/アプリはマルチプラットフォーム対応

 従来のAD RMSを中心とした保護では「Information Rights Management(IRM)」対応のアプリケーションが必要でした。つまり、Officeアプリケーションや「XPSビューアー」です。これらのアプリケーションでは、AIPのサービスを従来のAD RMSの機能レベルで利用することができます。

 AIPのフル機能(ラベル付けや自動分類)を利用するには、AIPクライアント/アプリが必要になります。AIPアプリは、AndroidやiOS向けにも用意されています。AIPクライアント/アプリは、それ自身が保護設定とビュワーとして機能します。また、Windows向けのAIPクライアントは、Officeアプリケーションにラベル付け機能を追加します。

 AIPクライアント/アプリは、Officeドキュメントだけでなく、Adobe PDF、テキスト、画像ファイルなど、Office以外のファイル形式の保護に対応します。

 また、AIPクライアント/アプリを使用して保護されたドキュメントの作成者は、専用のトラッキングポータルサイトで保護されたドキュメントへのアクセス状況を、ほぼリアルタイムで、視覚的に追跡することができます。不正アクセスの疑いがある場合は、保護されたドキュメントに対する全ての許可を、ポータルサイトから素早く無効化することができます。

 AIPのサービスは、Windows 7 Service Pack(SP)1以降のWindows、macOS(ただし、macOS用は旧RMS共有アプリで機能制限あり)、Android、iOSのマルチプラットフォームで利用できます。Windows 10に制限されるものではありません。しかし、Windows 10では、次回説明する「Windows Information Protection(WIP)」とともに、AIPを利用するシナリオがサポートされます。

 

 

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時間やデバイスを跨ぐタスク切り替えを実現する“Timeline”が「Windows 10 Insider Preview」へ

2017年12月5日火曜日 15時25分48秒 Asia/Seoul

「Windows 10 Redstone 4」新プレビュー、「Edge」ブラウザの機能改善など

 米Microsoft Corporationは28日(米国時間)、「Windows 10 Insider Preview」に“Timeline”機能を追加することを明らかにした。“Fast”リングの次回に搭載される見込みだ。

 “Timeline”は現行のタスク切り替え機能“タスク ビュー”を拡張して時間軸を追加し、過去に閲覧していたファイルやWebサイト、実行していたアプリへの切り替えを可能にしたもの。モバイル端末をはじめとする他のプラットフォームをも含めたシームレスなタスク切り替えを目論んだ野心的な機能で、今年5月に開催された“Microsoft Build 2017”でデモンストレーションされていたが、「Windows 10 Fall Creators Update」への搭載は見送られていた。

 また、「Windows 10」への導入を検討している新機能の配信を一部制限し、配信されたユーザーと未配信のユーザーの利用状況や満足度を比較・研究する方針も併せてアナウンスされた。「Microsoft Edge」のハブアイコンを複数用意するといった小規模な比較実験はこれまでも行われてきたとのことだが、これからはより大々的に行われるようになるようだ。

 このアプローチを採用する最初の機能の1つとなるのが、今後数週間以内のリリースが予定されている新機能“セット(Sets)”だ(正式版では名称が変わる予定)。

Sets in Windows 10

 これは複数のアプリケーションウィンドウをタブでまとめることができる機能だが、リリース当初は一部ユーザーにのみ解放される見込み。いずれはすべてのユーザーに解放されるものと思われるが、それには時間がかかる可能性がある。

 また、このアプローチでテストされる機能は「Windows 10」の機能アップデートとは紐づけられていない。そのため、実用レベルに達したと判断されれば、年2回の機能アップデートのリリースを待たずに一般公開される可能性もある。

 

 

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Windows 10プレビュー版、HDR環境でのSDRコンテンツ調整や手書きの新ジェスチャ機能追加

 Microsoftは米国時間11月22日、「Windows 10」(Redstone 4)の「Insider Preview Build 17046」を「Fast Ring」のテスター向けにリリースした。

 最新のビルドは、過去にリリースされたRedstone 4のPC向けテストビルドと同様に、大型の新機能よりも修正が中心となっている。

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 機能面では、「Edge」ブラウザで住所や関連するフォームでの情報を保存し、自動入力できるようになった。保存されたアドレスをWindows 10デバイス間で利用できるようになっている。また、「Reading View」で文字間隔を調整できるようになった。

 さらに、「Start」メニューから「Universal Windows Platform(UWP)」アプリの詳細オプションにアクセスできるようになった。設定から複数の階層をクリックしてたどらなくても、StartからUWPアプリを右クリックすればよい。またMicrosoftは、Windows 10での絵文字のサポートの改善にも取り組んでいる。

 このほかにも、「Cortana」が「pick up where you left off」(中断したところから再開)機能で利用するアクティビティ履歴の閲覧と管理ができる機能をはじめ、多数の修正と強化が加わった。Microsoftはまた、一部のサードパーティーのウイルス対策ソフトと「OneDrive Files on Demand」との間の互換性の問題も修正している。さらに詳細なBuild 17046の修正や既知の問題についてはMicrosoftの公式ブログに掲載されている。

 これまでのところ、Microsoftの代表者はRedstone 4の正式名称や、Windows 10の機能アップデートに追加される主要な機能について明らかにしていない。Redstone 4のメインストリームユーザー向けのリリースは、2018年4月頃になるとみられる。

 

 

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 Microsoftは16日(現地時間)、Windows 10 Insider Previewの「Build 17040」の配信をFast ringで開始した。

 Build 17040では、HDR(High Dynamic Range)対応ディスプレイにおいてHDRモード中に、SDR(Standard Dynamic Range)コンテンツの明るさを調整可能になった。HDR対応システムであれば、「設定→システム→ディスプレイ」のページ内に「HDR and advanced color settings」という項目が現われる。

 また、Fall Creators Updateで追加された傾きを利用する文字入力方式のshape-writingが、ワンハンドキーボードだけでなくワイドキーボードでも利用可能になった。ただし、現時点では対応言語に日本語環境は含まれていない。

 このほか、手書き入力機能に、文字間に簡単にスペースを入れたり、逆にスペースを削除するジェスチャ機能、手書き入力している文字を確定させるジェスチャ機能が追加された。以下のGIF画像のように手軽に操作できる。

 

 

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 17年前に作成され、現在もシステム内に残っている「Microsoft Office」向けの実行ファイルに、遠隔でコードを実行される脆弱性が存在することが判明し、Microsoftがパッチをリリースした。この脆弱性は、「Windows 10」が備えている最新のエクスプロイト緩和機能のいずれによっても保護されていなかった。

 セキュリティ企業Embediの研究者が発見したこのバグは、Office向けの古いツール「Microsoft Equation Editor」(数式エディター)内に存在する。このツールの実行可能ファイルである「EQNEDT32.EXE」は、2000年に作られて以来、一度も改定されたことがなかった。

 このツールはOfficeドキュメントに数式を挿入するために使われていたが、「Office 2007」以降は不要になっていた。Embediでは、Microsoftが後方互換性を確保するためにこのツールを残したのではないかと推測している。

 Embediは、Microsoft自体がリリースしているセキュリティツール「BinScope」を利用して、この脆弱な実行可能ファイルを見つけ出した。BinScopeはバイナリを分析し、プロジェクトがMicrosoftの「セキュリティ開発ライフサイクル」(SDL)に準拠しているかどうかをチェックするツールだ。

 Microsoftは、米国時間11月14日に公開した11月の月例パッチで、今回見つかった脆弱性(CVE-2017-11882)に対応した。

 「この脆弱性が悪用されるには、ユーザーが影響を受けるバージョンのMicrosoft OfficeまたはMicrosoft『ワードパッド』ソフトウェアで、特別に細工されたファイルを開くことが攻撃者にとっての必要条件となります」とMicrosoftは書いている。

 攻撃者は、メールやウェブを用いて、この脆弱性を利用した攻撃を特定のユーザーに対して仕掛けることができるが、そのためには標的とするユーザーに不正なファイルを開かせる必要がある。

 「Windows 7」からWindows 10までのマシンに搭載された、すべてのサポート対象のOfficeはこのバグの影響を受ける。これには「Office 2007 Service Pack 3」から「Office 2016」までが含まれる。

 

 

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